働き者の社長さんの心理を知った
先日、ある社長さんとゆっくりお話しする機会がありました。趣味等の話だけではなく、お互いの仕事のことについても、率直な意見交換や情報交換ができ、とても有意義でした。
最近はどんな仕事を頑張ってるのと聞かれ、企業型確定拠出年金の導入支援に力を入れていることと、企業に企業型をお勧めする理由をいくつか説明しました。その一つとして、高い役員報酬の役員さんはせっかく高い社会保険料を納めても、結局65歳以降の在職老齢年金制度により、老齢厚生年金は一部停止か全額停止になることを説明しました。ですので、例えば、今の役員報酬が月額100万円なら、役員報酬945,000円と確定拠出年金55,000円に振り分ければ、確定拠出年金分は、自分の口座に入るので、60歳以降に自由に引き出しができるのでよい。そのほかにも、いくつかお勧めする理由を話すと、少し驚いた様子で、「確定拠出年金がそんな制度とは知らなかった。そういわれればそうだね。それは僕もやった方がいいね。」と強くうなずいていました。その様子を見て、「こういう風に、自分の年金がどうなる、とか関心はない?私はすごく大事なことだと思うんだけどなぁ。」と私が聞くと、「毎日、本業をいかに頑張るかばかりに気持ちがいってるから、今までそんなこと全く思いつかなかった・・・・。」。
「やっぱり・・・。」人にもよると思いますが、毎日必死で働いている社長さんは、自分の将来の年金についてほとんど考えてないことが多いようです。このことは、別の人からも似た感じのことを聞いたことがありましたので、今回さらに「働き者の社長さんの心理」について、納得しました。
「聞いてよかった。加入を検討するよ」との返事だったので、リアル社長のよい反応が聞けて良かった。社長さんの反応が励みになり、今後も自信をもって、丁寧に提案していこうと思いました。