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老後の生活費月30万円をどのように用意するか

 本日のヤフーニュースで、「夫婦で「月30万円」の年金を受け取るために必要な年収は?」という記事が出ていました。なぜ夫婦二人の生活費が月30万円とされているかというと、総務省統計局が公表している「家計調査年報」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の生活費の平均値は月26万円と出ているところから。

 そして月30万円の公的年金(老齢基礎年金+老齢厚生年金)をもらうには、一体夫婦でどれだけの年収が必要なのか、年収金額と期間の試算がでていました。結果は、夫婦で年収1,000万円弱を、38年間続けなければならないというものでした。今後公的年金の給付水準が下がる傾向ですが、現行の給付水準でもすでに、一部の方を除きほとんど無理な数字です。もちろん、「月30万円を公的年金のみで用意する」という前提なので、現実とは違っていますし、生活費月30万円というのも、実は個人個人で違うはずですので、あくまで参考の話です。

 実のところ「自分の人生に必要なお金」というのは、個人個人が自分で考えないとわかりません。その計算には「自分の生きがい、やりたいこと」なども算定基礎に入るでしょう。自身の「ライフプラン」を早めに立てて、取り組んでいくことが、この少子高齢化社会の日本で生きる私たちに必要なことです。厚切りジェイソンさんが「資産運用を歯磨きのように、習慣にする。」ことを勧めていらっしゃいました。最初は躓いても、「習慣化」してそのうちに自分の運用スタイルを確立したいものですね。